2023.06.25
手づくりの大切さ
デザインオフィスの宮沢です。
私たちのオリジナルドレスは大量生産の洋服とは異なり、全て手作業によるものづくりをしています。
手作業は通常の作業よりも各工程に時間をかけ、一つ一つ丁寧に、加減を調整しながら行います。裁断、縫製、アイロンの他、レースは一枚一枚カットしてデザイン案に沿って手作業でドレスに縫い付けています。
なぜ手作業にこだわるのかというと、作り手の心が入るからです。
例えば、ビーズを手作業で取り付けている時、乱れた心で縫えば仕上がり具合にも影響します。
1着のドレスが出来上がるまでには沢山の工程があります。
型紙づくり
生地や付属品の手配と検品
素材の特性を把握するための試験
裁断
生地に接着芯を貼る
縫製
プレス
装飾を縫い付ける
各作業ごとに専門の職人さんがいらっしゃり、「完成したドレスを着用されるお客様が何を感じるのか」を意識しながら仕事をしています。
私たちのドレスはデコラティブ過ぎず、シンプルで着心地やシルエットにこだわった洗練されたデザインです。着用した瞬間にそれを感じていただけると思います。
一般的にウェディングドレスはボリュームも大きく重そうですが、弊社のドレスは見た目よりも軽く仕上がるように工夫をしています。不要な資材を省く代わりにシルエットが綺麗に見える構造を組み込み、足し算引き算を繰り返して美しいシルエットが誕生します。
ドレスの上半身部分は最も複雑な構造をしていますので、プロトタイプを何着も作ってアイディアを具現化させます。
皆さまにも、思い出の洋服はありますでしょうか?
ほとんどのウェディングドレスは着る機会が一度に限られます。だからこそ、花嫁様にとってずっと素敵な思い出になるよう細心の注意を払って作っています。
選ばれたドレスが自分自身を表現する最高の一着であるように様々なお客様を想定してデザインのバリエーションを増やしたり、商品構成も地域や店舗ごとに異なるニーズに合わせて組んでいます。
最後に、私たちが使用している素材がどこでどう作られているか?や、ドレスを作っている工場の環境にも注意を払い、緊張感を持って仕事をしています。
ものづくりの裏側が、曇りなく、明らかであることは大切です。
全てのお客様に自信を持って私たちのドレスをお勧めできるよう、これからも努めてまいります。
ご一読くださり、ありがとうございました。
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