ドレスコーディネーターのお仕事

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JUNO鹿児島店にてドレスコーディネーターをしております松本と申します。(写真中央)ドレスコーディネーターは、ご結婚式や前撮りでのお衣装のコーディネートのご提案をするお仕事です。ご新婦様のご希望を伺いながら最高のコーディネートが完成することこそが私の一番の喜びであり、やりがいを感じる瞬間です。今回はウィズザスタイルフクオカで4月に行われた和装前撮りでのスタイリングをご紹介させていただきます。

ウィズザスタイルフクオカは、福岡・博多の中心にありながら、豊かな緑に囲まれた、喧騒から解き放たれたラグジュアリーホテルです。
会場のいたるところに色鮮やかでファニーな魅力あふれるアートが広がり、前衛的でありながら邸宅に招かれたような落ち着きと癒しも感じさせるスタイリッシュで遊び心あるこの空間は、他にはない非日常的で特別な雰囲気を感じさせてくれます。

日本庭園や神社など和の雰囲気を感じるロケーションで撮影することも多い和装前撮りですが、今回お二人がお選びくださったのはポップでモダンな雰囲気の会場での撮影です。”ウィズザスタイルフクオカで行う前撮りだからこそ”、”とってもセンスに溢れいつもご自身らしいおしゃれを楽しんでいらっしゃるご新婦様だからこそ”そんなコーディネートがご提案できればと思いました。白一色を纏うことから始まった白無垢の歴史ですが、あえて遊び心のある小物合わせをすることでご新婦様らしいコーディネートになると感じました。しかしながら、時代が移り行き婚礼スタイルも変化していく中でも変わらず、歴史と文化の中で大切に育まれ洗練されてきた日本の伝統衣装を身に纏うということも大切にしたいとそう思ったのです。決して和の趣を崩すことなく、品があり洗練されている、それでいてこれまでに出会ったことのないような心ときめくコーディネートになるように・・・。桜を連想させる柔らかな薄桃色の重ね衿、新緑への移り変わりを感じさせるような、うぐいす色の筥迫、懐剣をアクセントに、半衿や帯揚などの細部までもこだわり抜いてお選びくだり、爽やかで幸福感あふれるコーディネートに仕上がりました。ご新婦様がお選びになられた善王寺織の白無垢の正絹らしい柔らかさがありながらも純白に近い白がポップな色合わせをすることでより引き立ち、ご新婦様の艶やかな黒髪と白いお肌にとてもお似合いでいらっしゃいました。ご新婦様のお隣に立つご新郎様は最も格式の高い黒羽二重五つ紋の紋付袴をお選びくださいました。幾度も染めの工程を繰り返し手間暇を掛けた漆黒は、凛々しさを醸し出し、横に並ぶご新婦様の白無垢の美しさを引き立てます。