皆さま、こんにちは。
リクルートブログをお読みいただきありがとうございます。

事業戦略部の池口と申します。

先日Dress the Lifeでは、2024年度下期をスタートするにあたり、全社員参加の外部講師による『講演会』を開催しました。

その中で、私たちが幸せを感じるためには

「ユーダイモニック・ウェルビーイング」＝意味や目的のある人生の中で「自己成長」や「自己実現」により得られる幸福感

が必要であることをご説明いただきました。「成長」が真の「幸せ」につながるのですね。

その成長のために必要なことも、魅力的かつ分かりやすい例えも用いながらご紹介いただきました。

・モチベーションを保つには自分にとってワクワクできる設定をすること

・難しすぎず簡単すぎず、適切な目標設定をすること

・結果だけでなくプロセスをみて成長を認めること

・小さな成功体験を積み重ねて「自己効力感」を上げること　etc.

参加していた全社員が「よし！明日からやってみよう！がんばろう！」と思っていたに違いありません。

皆さんと良い時間を共有できたことに感謝です。

さて、個人でモチベーションを上げながら頑張ることは大切ですが、仕事は組織・チームで動くことがほとんどです。

チームの一人一人が勝手に自分のモチベーションを高く保ちながら目の前の業務に取り組んでくれたらありがたいですが、

個人の状況に任せるだけでは、うまく行かない場面もあります。

チームだからこそ、メンバーのモチベーションを上げる＝他者からも「やる気スイッチを押す」ことは重要です。

先日の講演内容とも共通する内容で、「他者のモチベーションを上げて成果を上げる方法」の本をご紹介します。

世界1500万部の大ベストセラーですが、読まれたことはありますでしょうか。

新1分間マネジャーとは、1分間で行うマネジメントにより「短期間でめざましい成果をあげる」方法を実践する、この本の登場人物です。

彼の部下達も彼の方法を学び、1分間マネジャーとして成果をあげて活躍していきます。

新1分間マネジャーのやり方には、3つの秘訣があります。

【第1の秘訣：1分間目標】

目標とその評価 基準（何 を、いつ までに 行う か）を 端的にまとめれば、 おおむね1分間で読み返したり修正ができる。

目標が簡潔 であれば何度も見直せて、大切なポイントもおさえられる。

明確な目標をもとに、マネジャーと本人が定期的に進捗状態をチェックできる。

→「難しすぎず簡単すぎず、適切な目標設定をする」と共通しており、かつ定期的に振り返りやすい点が有効です。

【第2の秘訣：1分間称賛】

メンバーが何か正しいやり方をしているのを見つけたら、どこが正しいのか具体的に示し、どれほどうれしく思っているかを伝える。

同じことをさらに続けるよう励まし、メンバーを信頼していること、応援し引き続き援助することを伝える。

→「結果だけでなくプロセスをみる」「小さな成功体験を積み重ねて「自己効力感」を上げる」のサポートとなります。

【第3の秘訣：1分間修正】

メンバーのミスを見つけたらすぐに一緒に検証する。前半はそのミスに対して、あるいは業績に対してどう感じているかを伝える。

そのうえでミスは取り返せること、メンバーへの信頼はゆるがないことを伝える。

→たとえミスがあったとしても、本人やチームの能力への信頼を伝えることで「自己効力感」を失わせない配慮ある対応です。

　またミスを見て見ぬふりをしては本人の「成長」につながらないため、厳しいことも伝える勇気も大切です。

いかがでしょうか。

これらの方法は、マネージャーだけでなく、後輩を持つメンバーにも当てはまるサポートです。

短時間でも適切な目標・称賛・修正を繰り返すことで、相手の成長を引き上げていく関わり方としてご紹介しました。

ご興味が湧きましたらぜひ本を読んで、より具体的に内容を把握して実践していただけると幸いです。