みなさま、こんにちは。

いつもリクルートブログをご覧いただきありがとうございます。
Men’s MD を担当しております平山と申します。

今回も前回に引き続きDress the lifeのMen’s MDの専門部署における、新郎様のためのタキシードの企画や、
ドレスシャツ、蝶ネクタイ、ポケットチーフといった販売小物の企画、バイイングについてのご紹介となり、
今回は国内開発のオリジナル商品についてお話しできればと思います。

昨今の円安で皆さまの日常生活においても物価の上昇を肌でひしひし感じられているかと思いますが、
イタリアなどの輸入商品を扱う弊社でも、為替による仕入れ価格の上昇は顕著になってきており、
クオリティの高い海外の商品を手頃な価格で提供するのが難しくなってきているのが現状です。

そこでクオリティはより高いままで、海外製品に負けない雰囲気、バリエーション、他には無い商品を開発する事が重要になってきます。
そのためには例えばシャツでいうと生地の元となる糸の番手や組織、織りからこだわることはもちろん、

糸の段階から色を出す事でムラなく均一に綺麗に染め上がり、
（通常は反物で染めたり製品で染めたりする場合もあります）更に他には無い色味を追及するいわゆる先染めにこだわる事が非常に重要で、
そのプロセスで妥協しないためにわざわざ染色工場に出向き、業界語でビーカーと言われる（※ビーカーで色出しするため）

試し染めの見本を数点だしてもらい、さらに濃淡を吟味して色を決めていきます。

そちらの色の組み合わせは無限大に種類があり、色見本のサンプルだけでも数万点に及ぶ中から「これだ！」と思う色をピックアップし、更にその見本から微妙にニュアンスを変えた色出し試作を行います。

また、そちらの色目に加えて衿型やフォーマルのオケージョンでお召しいただくのに相応しいボタン、カフスの仕様なども試行錯誤した上で、
他とは差別化でき、クオリティは維持したままで、お求めやすい価格帯の商品を製品化しご提供できるに至ります。

一度店頭の商品のシャツを手にする機会がございましたら、色味をじっくり見ていただけますと幸いです！
違いは微々たるものかも知れませんが。。。そこには結婚式を最良の思い出にして欲しいという作り手の想いがもれなく詰まっております(笑)

最後までお読みくださいありがとうございました。