2023.05.11
Dress the Lifeで身につくビジネススキル
皆さま、こんにちは。
リクルートブログをお読みいただきありがとうございます。
事業戦略部の池口と申します。
ドレスコーディネーターという仕事では、色々なスキルが身につきます。
周囲の皆さんへ気持ちよく対応できるコミュニケーション力、お客様に寄り添って物事を考える思考力・ヒアリング力、美しい所作、ファッションセンスの向上、体形や骨格に合わせたサイズ感の見立て、ソーイング技術など。
皆さんもこういった専門性を生かしたスキルを想像されているかと思います。
Dress the Lifeではそれだけではなく、どんな企業でも仕事でも役に立つ大切な“ビジネススキル”が習得できると私は考えています。
その内容を今回はご紹介したいと思います。
そのビジネススキルは、『クリティカルシンキング』です。
皆さん、ご存じでしょうか。
『クリティカルシンキング』は、「批判的思考」と訳されたりします。
「批判的」という言葉から、意地悪そう、粗探しをするようなマイナスイメージを持たれそうですが、この思考によって否定的な嫌な人になってしまう訳ではありません。
「批判的」とは、目の前の情報や事象をそのまま鵜呑みにするのではなく、「本当にそうなのだろうか?」と冷静に客観的に本質を見極めようと考えることを意味しています。
私たちは日常で沢山の情報や出来事に出会いますが、すべてが正しく、信じてよいものとは限りません。
仕事をするうえでも、人の思い込み、感情、推測、経験などにより事実の解釈が変わったり、データの見せ方や抽出方法によって受け手へ伝わる内容が変わることもあります。
一度立ち止まって「本当に?」と考えて事実を確認すること、そして一つ気づいたら終わりではなく、内容に漏れや抜けがないか細部までチェックするなど、考え続けることが大切です。
ちなみに似ている言葉で『ロジカルシンキング』(論理的思考)もありますが、二つは連動しています。
「論理的」とは物事の筋道を立てて考える力です。しかし事象に対して個人の思い込みや解釈に偏りがあるかは、疑う前提にありません。
そこで前提条件や解釈に対し「本当に?」とクリティカルな視点から考えることで、物事の見え方がより精度をあげたり、本質に近づくことができます。
そして「本当に?」と疑った内容を正しく捉えたり整理するためには、ロジカル(論理的)に考えて納得できる客観的な結論へ導く過程も必要です。
両方とも大切ですが、『クリティカル』であることで、より物事の本質に気づきやすくなります。
それではなぜ、Dress the Lifeでは『クリティカルシンキング』が身につくのでしょうか。
これは企業文化として考え抜くこと、考え続けることを大切にしているからです。
私たちが大切にしている行動指針EVERYのひとつに『それは本当にベストなのかと常に問い続ける。』という言葉があります。
5つあるEVERYのうち、このEVERYが一番好きだというメンバーの意見もよく聞きます。皆がこの考え方や想いを意識して、常に目の前のお客様や業務に向き合って仕事をしていることを私自身よく感じます。
このEVERYは『クリティカルシンキング』そのものだと私は考えています。
仕事には正解があるわけではなく、ベストだと結論づけられることもありません。
今に満足せず、立ち止まらず、より良い未来へ向けて日々ベストを問い続けているからこそ、Dress the Lifeの今があるように思っています。
この考え方と姿勢により、新しいチャレンジや発見でご案内内容や方法が工夫されたり業務が改善し、日々の進歩も感じます。
もちろん、ただ居るだけで身につく訳ではなく、自分自身が考え続け行動に移さなくてはいけません。
しかしDress the Lifeではこの文化が根付いていますので、メンバーは誰でも自然と理解が深まり、行動につながりやすいのではないかと思います。
私自身まだ足らないと反省する場面も多くありますので、もっともっと磨きたいスキルだと感じています。
Dress the Lifeらしさのひとつでもある『クリティカルシンキング』の魅力が、皆さんに少しでも伝わっているとうれしいです。
そして今いるメンバーの力だけでなく、これから新たな仲間となる皆さんの思考や行動力もお借りして、より世の中に貢献できる企業へと成長できることを願っています。
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