2020.05.26
SDGs
デザインオフィスの宮沢です。
今年も生地の買付けに行って参りました。
今回も行先はパリのプレミエールビジョン、テックスワールド。そして、上海で行われているインターテキスタイル。この時期の展示会は2020~21年の秋冬コレクションになります。会場を隈なく回って見つけた生地は弊社のオリジナルドレスへの素材として使用されます。 今回、全ての展示会場でも最も注目が高いキーワードは「リサイクル」や「サステナブル」。
生地、ファスナー、釦等はかつて焼却でしか処分ができていませんでしたが、今ではペットボトルや紙からもリサイクルが可能になり約30年という時間をかけて腐食するボタンなどが開発されています。まだまだ高価で課題は多い分野ですが、積極的に開発が進んでいます。ウェディングドレスはポリエステルを多く使うので、今後は環境へ大きく貢献できる分野になります。
リサイクルについてはパリの街中のショップでもトレンドとして扱われています。 このままリサイクルに話を進めると、なぜ最近「リサイクル」「持続可能」が世界中で大きなトレンドになっているのでしょうか。
それは「国連持続可能な開発サミット」が2015年に開かれ2030年までに「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されたことが大きな要因です。それは、17の目標と169のターゲットからなるSDGs(Sustainable Development Goals )です。1.貧困をなくそう。2.飢餓をゼロに。3.全ての人に健康と福祉を。4.質の高い教育をみんなに。5.ジェンダー平等を実現しよう。6.安全な水とトイレを世界中に。7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに。8.働き甲斐も経済成長も。9.産業と技術革新の基盤をつくろう。10.人や国の不平等をなくそう。11.住み続けられるまちづくりを。12.作る責任 使う責任。13.気候変動に具体的な対策を。14.海の豊かさを守ろう。15.陸の豊かさも守ろう。16.平和と公正を全ての人に。17.パートナーシップで目標達成しよう。
今回の生地展はこれらの目標達成に向けての一連の動きになります。
私達も小さな動きですが、これらの項目に関われるように出来る事を進めています。
今の進捗は以下のリンクより。
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_report/
ちなみに2019年度の日本は15位です。課題は目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標12「つくる責任 つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」。弊社は女性が多い職場ですし、これからも大いに貢献できる環境があります。
ちなみに弊社は2017年に女性が最も活躍できる企業として表彰されています。
https://www.value-press.com/pressrelease/194939
ちなみに私はSDGsを知らなかったのですが、生地展での各社のアピールやファッションの流れを見ていると、何故ここまで強いのかと不思議に思い調べて初めて知りました。
これからもデザインから世の中に何ができるかを考えながら行動したいと思います。
最後まで読んでくださり有難うございます。
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