2019.06.23
オートクチュールとミレニアル世代
デザインオフィスの渡邉です。
「オートクチュール」という単語はよく耳にするかと思いますが、意味まで理解している方は少ないのではないでしょうか。
「Haute(オート)」=「高級な」
「Couture(クチュール)」=「仕立て、縫製」
既製服とは違い、オーダーメイドで仕立てる服がオートクチュールという意味になりますがファッション業界では「オートクチュール」といえば、パリの高級衣装店組合(サンディカ)に所属するメゾン(衣装店)で注文し縫製される1点ものの高級服のことを意味します。パリで披露されるオートクチュールコレクション、そこは、作品を支える職人技をデザイナーが示す場でもっとも贅沢なファッションであり、商業的な制約は一切なく1点1点手作業で仕上げていくため、シンプルなものでも数百万、レースや刺繍などの装飾によって1着の価格が数千万にもなるような高額なドレスも珍しくありません。オートクチュールというと老舗のイメージがありますが、最近では「本物の体験」を求めるミレニアル世代の裕福層がオートクチュールに戻り始めています。実際に顧客数は減ってはいますが購入着数は増えており、若い世代の割合も増えています。
その流れもあり現在NYではブライダルクチュールがブームになっています。世界中から顧客がやってきて、数千万円のドレスをオーダーしていきます。そしてそのブームが日本で定着するのも時間の問題だと言われています。日本でオートクチュールのようなフルオーダーメイドのドレスを作成できるところはほとんどないので、デザインオフィスではオートクチュールのように高級なオーダーメイドドレスを作成するプロセスを整えています。
日本でもオートクチュールのようなクオリティのドレスが製作でき、新たな文化を作っていきたい、と思っています。
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