こんにちは。Design Office (デザインオフィス) 高屋です。

イセタンブライドでの研修後、デザインオフィス勤務になってから早くも2ヶ月が経ちました。

デザインオフィスには、全部で3人のメンバーがいます。私の日々の業務は、ペーパーアイテムの校正やデザインの作業、ドレスに使うグラフィックの考案、海外にいる職人の方々、生地メーカーのご担当者様、各工場の担当者様とやり取りをしながら、ものづくりを進めていくこと、さらにSNSを通じた情報発信などになります。また、これまで一緒に過ごした店舗のメンバーとの交流も続けながら、お客様の声に耳を傾けることを怠らないように日々心がけています。

店舗やMDアトリエでの気づきは、お客様にとっての着心地などを踏まえてデザインを進めていく上で、とても貴重な意見になります。頭の中で考えるだけでは気がつかないような現実的な問題点を知り、より良いドレスを作っていくことは、お客様の満足とドレスをご紹介するコーディネーターの安心に繋がります。
そして、海外にいる刺繍の職人の方や技術者の方々とのやりとりと詳細な相談の積み重ねも、素敵なドレスを作るには欠かすことの出来ないものです。
日々の業務を通して、「ものづくり」には、たくさんのプロフェッショナル達の力と知恵から成り立っていると学びました。
そんな発見と構想を繰り返す事は、私自身の糧になっていると強く感じています。長い歴史の中で受け継がれてきた伝統は、技術革新により現代では世界中に広く流通するようになりました。
限られた人しか見ることの出来なかった技術や技巧が、より多くの方に届けられるようになったその変化は、現代を生きる女性たちの美意識にも変化をもたらしています。例えば、SNSや検索エンジンの普及は、ドレスショップへのご来店前に、お客様自身がなりたいイメージをお持ちになるという積極的な状況へと結びつきました。時には、ドレスショップでは中々イメージ通りの一着が見つからない事もあります。
そんな場合であっても、ご満足を頂けるようにとデザインオフィスでは日頃からリサーチを重ねています。

シーズンのトレンドを調べて新しい素材を世界中から探したりもします。また服飾の歴史からデザインの流行の歴史、素材の構成に関することや生地の検査も行います。定期的に生地メーカーの方とのお打ち合わせがあり、面白いと感じる素材やその組み合わせをその都度に見つけては、アイデアの蓄積をして行きます。ここには書き切れませんが、お客様の数だけ個性や美意識があり、それぞれが思い描くスタイルがあるからこそ、どのようなドレスを求められても、期待を超える一着をご提案出来るようにメンバー全員で日々努めています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。