RECRUIT BLOG

2022.10.14

和装について

リクルートブログをご覧のみなさまこんにちは。PDマネージャーの大浦佳世子と申します。
突然ですがみなさん、和装はお好きですか?

和装、と聞いて何を想像したでしょうか。実は和装と一言に言ってもたくさんの種類があります。新婦様がお召しになる白無垢、色打掛、本振袖、お母様がお召しになる黒留袖、成人式でお召しになる中振袖、、、世の中にはたくさんの和装が存在しますが、そのどれもが今とても危機的な状況にあるのをご存知でしょうか。
このコロナ禍と職人さんの高齢化、後継者不足などが重なったことによりいくつかの染屋さんや機屋(はたや)さんが店じまいをされてしまったのです。

今あるお着物も当たり前にあるものではなく、これからますます希少価値が高まって行くと思います。

私たちDress the Lifeの前身は呉服店でした。呉服からはじまったDress the Lifeではもちろんすてきな和装もたくさんご用意しています。ぜひドレスだけでなく和装にも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

そこで本日は和装について少しお話をしようと思います。

ひとつひとつの衣装にはそれぞれに込められた思い、由来があります。

まずは花嫁衣装の代表でもある白無垢。

白無垢の「白」には「純真無垢」という意味が込められています。何にも染まらない真っ白な心と身体で新郎の家に嫁いでいく、という日本らしい意味が込められています。
また、花嫁の覚悟を表しているとも言われています。
綿帽子や角隠しをあわせて着用し、本来は式服といって、挙式のシーンのみで着ることが許された衣装ですが、現代では結婚式も多様化しており、お色直しの衣装として白無垢をコーディネートしてお召しになる方もいらっしゃいますね。

次に色打掛。

白無垢と同格の正礼装で、伝統的で古風な白無垢に対し、色が入ることで華やかな色打掛には「嫁ぎ先の色に染まった」「婚家の人になった」という意味が込められています。刺繍や箔など細工の豪華な色打掛はお色直しとして現代でもとても人気があります。

最後にご紹介するのが本振袖。

袖を振ることが厄払いなどの清めの儀式に通じるともされ、結婚式や成人式など人生の門出のときに着用するようになりました。
当時、いわゆる「嫁入り道具」として持参していた着物の代表的なものとして特に「黒留袖」は欠かせないものとされていました。
婚礼衣装として黒引き振袖を仕立てれば、結婚した後に袖を切って黒留袖に作り直せることから、黒地のもので婚礼衣装を用意することが多かったと言われています。そのために袂や裾など下の方にだけ柄を入れるといった工夫がされていることもありました。また黒は「他の誰にも染まらない」と言う意味が込められており、引き振袖の中でも一番格式の高い花嫁衣装です。

また和装は合わせる小物によって、個性や自分らしさを表現することができることもとても魅力です。

こちらについてはまた次回お伝えさせていただきますね。

いかがでしたでしょうか。
ドレスだけではなく、ぜひ和装にも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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