2022.07.30
良かれと思った事が、、、
リクルートブログをご覧のみなさまこんにちは。
大阪ディストーションセンターの遠藤です。
去年秋にJUNO大阪店がオープンして以降、今まで関西エリアで取り扱いの無かったブランドのドレスがDCに届くようになり、同じJUNOグループの天神本店アトリエでセッティングを行っていた時の事をよく思い出すようになりました。
当時はとても衝撃でしたが学んだ事を今日はお話しさせて頂きます。
そのお客様がお選び下さっていたのは、シルクオーガン素材のカラードレスでした。
ちょうどこのチューリップの写真のようなパープルのドレスでした。
お式当日のお衣装の準備をする担当の天神アトリエへ選品されたドレスは、とても年季の入った、生地は擦れが目立っていて、色あせもかなりのもので、準備する側からすると、本当に大丈夫??と心配になり、担当のコーディネーターさんに確認をしました。
そこにタイミングよく、リピートドレスが新品で届いたという情報が入り、相談の結果、新品のドレスを使用できることになり、わー!状態の良いきれいなものをお召しいただける!と、担当者もアトリエも補正スタッフも、よかったねーーー!と喜んでご準備しました。
そして迎えたサイズ日当日、思いもかけないことが起こったんです。
皆で良かれと思って準備した新品のドレスが、、、、きれいすぎるからお客様の好みのドレスではなくなったんです。。。
「あの使用感のある、アンティークな感じが良かったんです!」
という、、、まさかやーーー!!の展開でした。
大急ぎで元々のドレスを引っ張り出してご準備するという思いもよらない結果になったのです。
シルクオーガンはご存知の通りとてもとても繊細な素材で、お式での使用だけでなく、移動だけでも生地が擦れるため少なからずダメージの原因となり、色合いがみるみる変化していくものが多いです。
同じドレスでも入荷時期・使用回数・貸し借りの回数で、このように色の差が出ます。
なので、状態の良し悪しももちろん重要ですが、先ほどの経験からすると、どちらの赤でもそれぞれに美しさがあるということです。
大事なのは更にその先のお客様がどういうものを求められているのか、それを店舗担当者がどれだけ的確に把握し裏方のDCと相互に共有し、確認し合って、お客様に当日を晴れやかに安心して迎えて頂く仕事をする事だと改めて思った出来事でした。
私がDCに入った当時は、裏方から商品の事に関して口出しができない環境でした。
良くも悪くも、その位プライド高くお仕事をされていたのだと思います。
ただ、商品の現実をみているDCとの関係は、悲しいかな良好と言えるものではありませんでした。
時代は少しずつ変わっています。
一つの同じ目標に向かって、立場の違いは関係なく走っていくことが結果、ハレの日の笑顔につながることを忘れず、日々の業務に励みたいと思います。
ありがとうございました。
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