2018.11.06
【バイヤー/PR】想いを伝える仕事
リクルートブログをご覧の皆様、こんにちは。
MDのスタイルオフィスに所属し、Authentiqueでバイヤー/PRをしております、太田友美と申します。
私は、2014年に中途入社をし、Authentique銀座でコーディネーター、Authentique広尾・横浜にてショップマネージャーを経験し、現在に至ります。
もともと学生の頃から服飾を学び、色んな分野のデザイナー・作り手の想いやこだわりを知る機会がありました。社会人としてこの業界を選び、ウェディングドレスでも同じように、デザイナーや作り手の想いをたくさんの人に知ってもらいたいと思っています。
「想いを伝える」方法はたくさんあります。コーディネーターなら、お客様へ。PRなら、媒体で大勢の方に向けて。バイヤーからスタッフに買い付けたドレスを伝えることも、もちろんそのひとつです。 今回は、実際にお客様のもとまでその想いがしっかり届いた素敵なエピソードがありましたのでご紹介いたします。
お花が大好きなご新婦様。担当したコーディネーターがはじめてのご来店で1着目にご紹介したドレスはイギリスロンドンのブランド、Phillipa Lepley(フィリッパ・レプリー)の1着でした。立体感のあるお花のモチーフが手刺繍されたチュールが、なめらかで上質なシルクサテンの生地の上に重ねられたドレス。 デザイナーの住むお庭にはお花が咲いていて、彼女の作るドレスには繊細なお花のモチーフが多くあります。
贅沢な生地と洗練された装飾を施すことに妥協しない、最高級の天然素材のみを使用するのが彼女のモットーです。そんなデザイナーの背景も含めて、お客様はそのドレスをとてもお気に召して頂きました。それは、担当したコーディネーターがお客様へお伝えしなければ、ただのお花モチーフのドレスだったかもしれません。
バイヤーがそのドレスの背景をコーディネーターに伝えていなかったら、お客様へご案内していなかったかもしれません。
デザイナーの彼女が想いをバイヤーに伝えていなかったら、買い付けていなかったかもしれません。
ものが生まれる(出来上がる)背景が、ひとりひとりの想いを伝える行動によってお客様へ届き、結婚式というとても大切な1日を彩ることが出来ました。その後、お客様より、以下のようなとても素敵なお言葉をいただきました。
「もし、デザイナーさんにもお伝え頂くことができるのであれば、“このような素晴らしいドレスをこの世に作ってくださり、本当にありがとうございました。ご縁あって今回のドレスを着ることができて、本当に幸せでした”とお伝え下さい。」
もちろん、デザイナーであるフィリッパへお客様の想いを届ける予定です。
ものが生まれる原点にお客様の想いが届き、素敵な想いのループが出来た瞬間でした。
バイヤーの仕事は、ただ商品を買い付けるだけでなく、想いを届けることも仕事のひとつです。これからも、たくさんの人に想いを届けていけるよう努めていきたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
いつか、皆様と一緒に想いを届ける仕事が出来ること、楽しみにしております。
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