フォレスターナ軽井沢ドレスサロンでドレスコーディネーターをしております、丸山千波と申します。

タイトルにもあるように「私、接客が苦手です…接客業をしているのに致命的!と思う方が大半だと思います。子供の頃から人見知りで自分から誰かに声をかけたり、誰かとコミュニケーションを図ることが本当に苦手でした。それでも、なぜこの仕事を選び、なぜ続けているのかお話ししたいと思います。私がこのドレスコーディネーターという仕事を知ったのは、知人のお姉さんの結婚がきっかけでした。私の実家へ遊びに来たお姉さんが、「結婚式でこんなドレスを着るの」と見せてくれた写真がとっても綺麗で…普段はカジュアルな服装しか見たことがなく、メイクもほとんどしないお姉さん。花嫁になるってこんなに綺麗な姿になるんだ、と感動した事がきっかけとなりました。

その日をきっかけに「人生の中で1番綺麗に、そして女性が輝ける日のお手伝いがしたい」と志しました。心のどこかで、子供の頃から人と接することに対して苦手意識があったので、私は接客業に向いているのかな?と不安な気持ちもあったのですが、当時は本当にこの仕事がしたい、という思いが勝っていたのだと思います。Dress the Lifeに入社して3年目がスタートしましたが、今でもお客様の接客に入る時はとても緊張します。

事前に来店確認のお電話で話をしたことはあっても、直接会うまでは良くも悪くもドキドキします。そして、新規接客時のお客様へのヒアリングは、私にとって日々の課題です。新婦様が100人いれば100通りの思いや考えをお持ちです。しっかりお話しを伺えたかな?コミュニケーション図れたかな?と、お打ち合わせ中もお客様がお帰りになった後も自問自答しています。

ですが、お打ち合わせの際にお客様から伺った情報をもとにして提案したドレスを気に入ってくださったり、ドレスをお召しになった新婦様の笑顔や喜んでくださる姿を拝見すると、接客に対して苦手意識はあるけれど、この仕事が好きなんだなと思うのです。

Dress the Lifeでは、日本一の接客を掲げておりますので、接客やお話しがとっても上手な方がたくさんいます。同僚が接客に入っているときは「どんな会話をしているのかな?どんな提案をしているんだろう?」とアンテナを張り巡らせています。また、自分が新婦様だったらどう思うだろうか?こう言ってもらったら嬉しいな!という気持ちを忘れずに接客に入ることを心掛けています。
苦手を克服するのは難しいことです。時には逃げてしまいたくなる時も正直ありますが、好きを武器に、そして味方にしてこれからも新郎新婦様にとって特別な1日を、最高の思い出として彩れるようにお手伝いをしたいと思っています。