副業を通して学んだこと

いつもリクルートブログをご覧いただき、ありがとうございます。
BPM(Business Process Management)の谷口と申します。(写真右から2番め)

Dress the Lifeでは、「学びの場は社内だけではない、社外でもたくさん学んでほしい」という考えのもと、副業が認められています。
実際に副業を経験してみて、まさに「本業に通ずる学び」を得られたので、今回は私が副業を通して学んだことを、お伝えしたいと思います。

副業が認められるようになったのは、2020年の4月に人事制度が改定された時でした。
私はちょうど育休を取得していたタイミングで、子供用のアイテムをハンドメイドすることにハマっていたので、人事制度の改定を機に、副業として作品の販売をスタートしました。
作品の販売を通して学んだのは、
●個人が自分の思考や作品を、比較的容易に公開できる社会であること。
●ブランドを0から立ち上げる経験
●1件1件のお客様に対する感謝
大きく分けるとこの3つです。

①個人が自分の思考や作品を、比較的容易に公開できる社会であることについてです。
自分のショップを立ち上げて、商品を販売したいと考えたときに、10年ほど前であれば、どこに出店する?資金はどうする?宣伝はどうする?利益が出せるのか?など、様々なことを考え、その一つ一つに費用がかかっていたと思います。それに対し今は、ハンドメイド作品の通販サイトや、フリマサイト、クリック操作だけで自分のWebサイトが完成するサービスなど、ネット上に様々なツールがあり、それを利用することで、初期費用0、かつ1日でオンライン上に自分のショップを出店させることができます。

在庫を売りさばくのではなく、受注制作として作品を売ることもできるので、利益の心配もそんなに必要ありません。
個人が、自分の持っている能力や技術を、初期費用なしで社会に公開できる。
本当に便利で、素敵な社会だなと改めて感じました。

②ブランドを0から立ち上げる経験についてです。
1日で簡単に出店ができるとはいえ、1つのブランドやショップを立ち上げる上では、様々なことを考える必要がありました。
ショップ名、作品に込めた思いの具現化、魅力的に見える商品の写真のとり方、ショップのロゴ、背景画像など、ものによっては数日悩んで決めたものもあります。新しい作品を作るときには、ブランドの思いに沿うものになっているか?ということも考えています。Dress the Lifeで運営しているブランドや、1つ1つのショップも、このような過程を経てやっと、作り上げられたのだなと背景を想像すると、1つ1つのショップをより愛しく感じることができるようになりました。

③1件1件のお客様に対する感謝についてです。
いざオンライン上で出店をしたときには、売れるのかな?どれくらいの人が見てくれているだろう?ととてもドキドキします。
そしてやっと受注をもらえた時、数ある商品の中から自分の作品を選んでもらえた喜びは、忘れられないくらい大きかったです。最近のフリマサイトやハンドメイド通販サイトでは、取引後に評価をつけ合うことが主流になっており、1件1件に評価をもらうことができます。
高い評価を得て、次の受注につなげようと意識することで、1件1件の取引に丁寧に向き合うことができているなと感じます。
その1件1件の積み重ねを経て、1つのショップは愛され、大きくなっていきます。

普段Dress the Lifeのショップにも、たくさんのお客様が足を運んでくださいます。
ここまでたくさんの方に愛され、大きなショップとなったのは、0件から1件、1件から2件へと小さな積み重ねを経たからこそある姿なのだということ、そして今日ご来店くださっているお客様も、その貴重な1名でいらっしゃること。