2021.09.25
ベールに込められた想い
リクルートブログをご覧の皆様、こんにちは。本社SO(Style Office)アシスタントの黒木です。
本日は、花嫁様にとってとても重要なアイテムである、ベールに関してお話をさせていただきます。そもそもベールはどうやって身につけるようになったのでしょうか。
ベールは、ウェディングドレス姿で付けるとエレガントさが増し、より一層花嫁を輝かせるアイテムの一つです。私も何度か友人の挙式に参加していますが、ベールに包まれた友人は、とても美しく、けがれのない、なんとも言い難い神聖な空気を身にまとった、いつもとはまるで別人のように映ります。本当に眩しい・・・・いつもこのタイミングですでに感動して涙がでてしまいます。当時ベールの意味をしらなかったのですが、意味を知っていたら涙腺が崩壊していたことでしょう。
ウェディングベールの起源は、古代ギリシャ・ローマ時代にさかのぼります。初めは主にキリスト教の宗教上の儀式服として用いられていました。中世になって結婚式のときに花嫁が身に着けるものへと変わっていきます。古代ギリシャではウェディングベールは、悪魔や悪霊から花嫁を守る魔除けとして用いられていました。神聖なバージンロードを歩く花嫁が無事に新郎のもとにたどり着くまでのお守りだったとされています。最近では挙式前に控室やバージンロードの入口で、新婦の母親がウェディングベールをそっと下ろすベールダウンの演出が一般的になってきました。ベールダウンは、自分が育てた娘が一人前になる時、母親が娘に最後におこなう儀式と言われています。また、新郎が花嫁の顔を覆うウェディングベールを上げるベールアップは、おふたりを隔てる壁を取り払うという意味を持ちます。壁がなくなったことで、おふたりは晴れて夫婦となるのです。
こうやって、ベールのさまざまな意味を知ると、その瞬間がもっともっと感動的なものになるはずです。弊社では花嫁様の着用されるドレスや挙式のシーンによってコーディネーターがぴったり合うベールをご案内させていただいております。レンタルと販売とそれぞれご用意がございますが、私としては販売ベールをおすすめします。とても神聖な意味を持つベールですので、誰も使っていない真新しいものをぜひご使用いただきたいためです。
また、最近ではご購入いただいたベールをリメイクされる方も多いようです。例えば将来お子様が生まれたときにベビードレスや帽子として使うのも良いですし、子ども部屋の天蓋やキャノピーなどアイディア次第でいろいろなものに生まれ変わることができます。思いをつなぐグッズになるのもとてもすてきですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました
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