2021.06.14
パワーワード
いつもDress the Lifeのリクルートブログをご覧いただきまして、有難うございます。FioreBianca京都店にて、ドレスコーディネーターをしております稲葉文と申します。
今回は社会人10年目を迎え改めて気付かされた私のパワーワードについてお話しします。
早速ではありますが話を20年以上前に遡らせていただきます。 小学生の時、学期末に手渡される通知表には例年、「特に問題もなく、取り留めて褒めるところもないですが楽しくやってくれています。」というような内容が先生方の柔らかい文章で書いてあったことを覚えています。点数で言うと75点くらいで、「普通」という言葉がやけにしっくりくるようなそんな生徒だったと思います。
しかし小学校最後の通知表、担任の先生からのコメントの欄には「文さんは、ごめんなさいとありがとうがしっかりと言える人間です」の一文が書かれていました。
当時の担任の先生は柔道有段者で、肌は日焼けで真っ黒。室内では裸足にスリッパ、屋外では常に裸足で夏になると上半身はタンクトップで授業をするような少し変わり者のおじさん先生でした。(今では色々とダメかもしれませんが、時代ですね)そんな先生からのコメントだったので「あー、なんかやっぱり変な先生だったなぁ」と褒められたエピソードも、6年間の思い出話も何も書いてない通知表をランドセルに放り込んで最後の下校をしたことを覚えています。
我が家では通知表は家族全員正座して渡し両親からの総評をもらう行事がありました。この年も複雑な心境でその行事を迎えたのですがまさかの今までで1番褒められた通知表がこの6年生の通知表でした。ごめんなさい、ありがとう、が言えることが1番素晴らしいことだと父親が何度も言ってくれたことを覚えています。
その時から社会人になるまで、ごめんなさい、ありがとうを意識して伝えることを心がけました。しかし社会人生活が長くなるにつれて自分の周りには後輩ばかりになると強く見せよう、うまく見せようという意思に駆られて自分の非を認めることから逃げてしまう時期がありました。その時期は人への感謝も少なくなっていたように思います。
そんな状況を変えるきっかけをくれたのは1人の後輩の存在です。彼女は決して多くを語るタイプではないのですが間違っていることはしっかりと伝えることのできる人。自分がしてしまったミスに関してはしっかりと謝ることのできる人。そして人への感謝を忘れない人。彼女に出会った時は凝り固まった頭で、常に眉間に皺を寄せて生きていたような時期だったので、とにかく真似をしてごめんなさい、ありがとうをしっかりと伝えようと心がけました。すると面白いくらいに物事が好転しかしないことに気づきました。そんな時に小学校最後の通知表を思い出しました。
わたしにとってのパワーワードは「ごめんなさい」と、「ありがとう」 今思い返すと、私の両親もよくこの二つの言葉を口にする人だなと気付きました。それが我が家の教えだったのかもしれません。先生、通知表を読んだ時変な先生だなと思って「ごめんなさい」
お父さん、お母さん、後輩ちゃん言葉の大切さに気づかせてくれて「ありがとう」
就職活動やこれからの社会人経験で悩んだときにあなたを救ってくれるようなパワーワードは意外と近くにあるかもしれませんね。
長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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