RECRUIT BLOG

2021.02.05

好きだからこそ

リクルートブログをご覧の皆様、こんにちは。
JUNO JR九州ステーションホテル小倉店の又木と申します。(写真右から2番目)私は幼い頃からハンドワークが好きで幼稚園の頃からドール服を作り、小学生の頃には編み物や刺繍をして遊んでいました。
最近、コロナの影響もありおうちで過ごす時間も増え、いままではアクセサリーや小物類、洋服など、数時間~数日で完成するものをメインに製作しておりましたが、この機会に数ヶ月単位の作品に取り組んでいるところです。

グスタフ・クリムトの『接吻』という作品を40色ほどの色を使い分け、クロスステッチという方法で地の生地を糸で埋め尽くすように刺していくのですが、ひと目ひと目とても細かく、30cm四方程度の大きさなので、毎日のように刺していても全然思うように進みません。
それでも、少しずつ絵柄が浮かび上がり達成感を感じています。

このサイズでもこれだけ大変でなかなか進まないのに、例えばJUNOでお取り扱いのあるKENNETHPOOL(ケネスプール)やINES DI SANTO(イネスディサント)のドレスに施された刺繍はもっと繊細で、範囲も広く、さらにオーガンジーをヒートカットして花びらなどのパーツを作るところから製作しているものもあり、本当に気が遠くなるような作業を経てつくられたお衣装だと思います。とても高価なお衣装でもその理由を自然と添えることにより、お客様にもそのお衣装の価値を分かって頂くことができ運命の1着としてお選び頂いたとき、最愛の日を最高のドレスを身に纏って過ごして頂きたいと想うドレスコーディネーターとしても嬉しい瞬間です。
よくお客様から「本当にドレスが好きなのですね!」と仰って頂くくらい、つい話しすぎてしまうこともあります。それは新婦様のドレスだけではなく、新郎様にコーディネートを楽しんで頂くためのシャツやタイなどの小物類も同じです。
例えば、Errico Formicola(エリコ・フォルミコラ)というイタリア・ナポリ発のシャツブランド。
肌触りの良い生地を使用しており細身のシルエットながらハンドメイド技術を駆使した縫製にもこだわっているためとても着心地が良いことと、上品な質感と発色の良さからタキシードとの相性が抜群です。
こちらも、実際に個人的にメンズシャツを縫製してみて、低価格のシャツと高価なシャツの縫製の違いやなぜ手間をかけてまでその縫い方を選んでいるかなどを実際にお客様にお伝えしながらご試着頂くことで、ただ着るだけでは気づかない価格の違いを体感して頂いています。

また、タイも数多く取り揃えておりますが、こちらはjupe by Jackie(ジュップバイジャッキー)というオランダ発のブランド。
元々こういう柄なのかと思いきや、実はシルク100%でできた無地の生地に縁まですべて職人による手刺繍で施されています。ハンドワークならではの温もりのある表情は絶妙な抜け感を演出し、優雅な質感が身につける方の個性を引き立たせます。

私はDress the Lifeで取り扱う商品が本当に大好きで、新作が入荷した際はディスクリプションも必ず読みますが、実際に手に取りどのような生地でどのような縫製なのかがとても気になり自然と隅々まで見てしまいます。
お客様がお一人で手に取るだけでは分からないところも、どのようなブランドで、一点一点がどのようなこだわりをもって作られているのか私ならではの目線でお伝えし、だからこそおふたりのお式に相応しいと思って頂けるようなご提案ができるように心掛けております。新郎新婦のお二人のお好みやなりたいイメージ、会場のコーディネートなどのご希望をお伺いして、あなただからできるご提案で一緒に沢山のお客様を素敵に彩ることができる日を楽しみにしております。

ご提案させて頂いたお衣装を「自分では絶対に選ばないけどすごく良い!!担当してもらえてよかった!」と運命の1着に選んで頂けたときは本当に嬉しいものです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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