2020.12.25
AIに奪われない仕事
皆様いつもリクルートブログを御覧頂き、ありがとうございます。
BPM(ビジネスプロセスマネジメント)の谷口と申します。(写真上段右から2番目)AI(人工知能)という言葉を、本当によく耳にする時代
無人レジや自動運転、農作物の収穫、キャッチコピーの作成などあらゆる分野に
導入され、私達の暮らし・仕事の質は向上しています。
一方、私達「働く人」の立場からすると、10~20年後の未来約半数の仕事がAIに奪われるとまで言われています。
就職や転職に直面した際、「この仕事は将来AIに奪われないか・・?」と考慮して選択している方も多いのではないでしょうか。
そこで「ドレスコーディネーターはAIに奪われる仕事かどうか・・?」
今回この問いについて考えました。考えた結果、「No」です。
(あくまで個人的な見解にすぎません)
AIが得意とするのはパターン化できる単純作業の繰り返しや、大量のデータをもとに統計学によって分析・判断し結果を出せる仕事
逆に、AIが苦手とするのは創造性が求められる仕事、人間の精神や感情に触れる仕事だと
今の段階では言われています。ドレスコーディネーターの仕事は、どちらに属するのか。
顧客体験や類似した仕事の経験がない方には、判断がつきづらい部分があるかと思います。
お客様の好み、顔立ちや骨格を考慮した、似合うドレスのセレクトは、ビッグデータを活用すればAIにできることかもしれません。
しかし似合うドレスをAIにセレクトされるだけで
花嫁様は「一生に一度、1着限りの運命のドレス」を心から満足して選択できるでしょうか。女性がウエディングドレスを選ぶとき、その心のなかには様々な感情が入り混じっています。
自分の好みや骨格に対する不安はもちろん、旦那様やご家族の好み、価格に対する納得感
友人と被らないドレスのセレクト、写真映えに拘るかディティールに拘るか
ダンスが踊れるドレスかどうか、どうしても拘りたいポイント
そしてその想いに至るまでの背景、予想外の素敵なドレスに出会ったときの心の動揺・・・など
悩みや感情はお客様一人ひとり異なり、複数の悩みに対するウエイトも異なります。
そしてその感情は、1着のドレスを決定するまでに日々変化します。ドレスコーディネーターはその変化を
お客様から発される言葉、新郎新婦様お二人の会話の雰囲気
ドレスを試着した際の表情などから感じ
それに応じた情報提供、心を通わせた会話を繰り返すことで
花嫁様を「運命の1着」の選択へと導くのです。科学技術の発達は、日々私達の予想を遥かに上回ります。
50年後、100年後にはどうなっているかもちろん計り知れませんが
この20年近くの将来で予想されている情報の中では、ドレスコーディネーターの仕事は
「ひと」だからこそできる仕事だと、私は思っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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