しくじり先生?

皆さま、こんにちは。
渕上ファインズ取締役の西村正樹です。

Dress the Lifeの採用ブログをいつも見ていただき本当にありがとうございます。私たちの仕事内容だけでなく、考えていることや感じていることが伝わればいいなと思っています。

私は現在は取締役という立場をいただいて、会社を経営する役割を任せてもらっています。
もともとは2011年3月にITBS(情報システム部)マネージャーとして入社しました。その後、いくつかの部署のマネージャーを兼任しながら、多くのシステムリプレースを完遂させ、理念プロジェクトに参加しDress the Lifeを作り上げ、年間採用数を数倍に増やし、10年ぶりに人事制度を作り直し運用に乗せ、新しい部署を立ち上げ雇用を作ったり、メディアの企画から立ち上げ、運用までを0から立ち上げたりしてきました。
。。。と、このように偉そうに書くとものすごくうまくいってそうですが、もちろんすべて他の優秀な社員と一緒にやったことですし、個人としてはこれ以上に多くの失敗をしてしまっています。

そこで今回は、社員にも隠しておきたい失敗をいくつか公開したいと思います。

本当に数多くの失敗をしてしまっているのですが、入社してすぐにやってしまったのは、社内のシステムに保存しているファイルの一部を消してしまったことです。
たくさんのファイルが入っているAというフォルダを、バックアップのために空のBというフォルダにコピーするはずが、逆に空のBフォルダをAフォルダにコピーしてしまいました。。。
これによりマーチャンダイジングチームの重要業務を行っていた3人の個人フォルダが消えてしまい、たくさんのドレスの写真が消えてしまいました。謝っても謝りきれないミスでした。

他にも、ある店舗の残業がとても多い頃に、当時の役員直轄の残業削減プロジェクトに参加したのですが、まったく成果を出せずに役員や店舗メンバーを失望させたこともあります。そのプロジェクトに参加してくれていた店舗メンバーを巻き込めずに、最終的に『残業代が減るなら辞めます』と言われ本末転倒な状況になり、結局そのメンバーが退職してしまうという最悪の結果にしてしまいました。振り返ってみると、問題を自分事にできていなかったなと思いますし、メンバーとも課題感を共有できていませんでした。

あとは、システム開発についても失敗をいくつもしています。パートナー様と上手くいかず契約を解除させられたり、逆に当時は分からなかったのですが実はとんでもない内容でシステム機器を購入させられていたこともありました。中でも、超ビックネームな企業と一緒に開始したプロジェクトでは、作ったシステムを社内に浸透させることができずに全く使われないシステムになってしまいました。とんでもない額の損失なんです。。。これは完全に自分自身のプロジェクトマネジメント力の不足で大いに反省しています。

マネージャーの頃は、役員や経営幹部とも実はたくさん揉めてしまっています。
例えば、まったくの未経験ながら任せてもらったHRマネージャーなりたての頃に、やたらと口を挟んでくる役員や前任マネージャーに嫌気が差して、コミュニケーションを取らなくなってしまった時期がありました。

今思うとそれはありがたいアドバイスですし、未経験なポジションなので心配するのは当たり前なのですが、当時はそれを理解できずに『任せてくれたはずなのになんで細かい部分まで介入してくるんだ!?』という気持ちになってしまったのです。最終的に私が社会人になって初めて寝れないという状態になって体調を崩してしまいました。その様子を見ていた当時のメンバーの多くも辞めてしまい、残ってくれたメンバーに負担をかけてしまいました。

これ以外にもキックオフ運営での失敗やマネジメント上での失敗など、まだまだたくさんありますが止まらなくなりそうなのでこの辺りで。

このようにたくさんの失敗をしてきましたが、Dress the Lifeでは失敗するよりもトライしないことのほうが良くないと考えています。失敗を恐れて動かないよりも、試行回数を増やしたほうが成功する回数は増えるはず!という考え方です。
もちろん失敗しないほうが良いですが、それは無理なので、できるだけ失敗の影響が小さくなるようにします。何事も小さく早く計測可能な状態で始めることが、失敗の影響を小さくする秘訣かなと思っています。
起こしてしまった失敗については、後から振り返って再度同じ失敗を起こさないためにはどうすればいいか考えればいいだけですね。
失敗を恐れて動かないより、まずはトライする回数を増やしたほうが、自身の経験もつきますし結果的にうまくいくと思います。