2020.08.05
和装着装試験
こんにちは。事業本部の藤枝江里子と申します。
今回はDress the Lifeの和装着装試験についてお話いたします。私達は年2回8月と2月に和装着装試験を実施いたします。チーフ以下のスタッフが1年に1回必ず受験しないといけません。もちろん合格不合格があり、不合格の場合は評価に影響があります。
内容は、色打掛の下に着る掛下、色打掛、本振袖、留袖、紋付袴5種類です。
それぞれに制限時間もあります。
着物の着付けにはポイントとなる箇所が複数あり、そこができているかどうかをチェックしていきますが、1番大事なのは、最初に合わせる襟元。この重ねがどのアイテムも身体の中心にきているかそうでないかで着付け全体の美しさが決まります。また、着付けだけではなく、着物は線にそって美しくたたむ。そして最初から最後までの所作も美しいかどうかを見られます。腰を落として小物をとっているか?足は開いていないか?商品を丁寧に取り扱っているかなどです。所作まで含めて着物の着付けは美しさを問われます。 みな真剣に着付けをしていますが、やはりそこは緊張もつきものです。制限時間もあるため焦りもでてきます。日頃から和装の接客に積極的に取り組んでいる人、そうでない人、この試験のために練習をして準備している人、そうでない人。できあがった姿を見ただけでわかるものです。
ですが1番それがわかっているのは本人のため、すべての項目の試験が終わったあと結果を伝えるときは、涙を流す子も多数います。私達チェッカーも不合格にしたくて☓をつけるわけではないため、なにが良かったのか、何がダメだったのかは、丁寧に説明する義務があります。そこを理解してくれ翌日からの接客に生かしてほしいと切に願っています。Dress the Lifeは創業126年の呉服屋からスタートした会社です。着物そのものにこだわりをもち、今では作られていない川島織物の打掛や龍村美術織物の高価な色打掛の取り扱いをしているショップもあります。金額の高低に関わらず、お客様に着物をご提案する上では、その商品の知識はもちろんですが、いかに美しく着付けができるか、そしていかに美しい所作ができるかがすべて合わさりその価値が決まります。だからこそ私達Dress the Lifeでは、年1回コーディネーターは和装の着装の試験を受け、自分の今の着付けのレベルを振り返ることができるのです。それが明日からのお客様への提案の自信に繋がります。
ウェディングドレスだけではなく、和装も大切にする会社だからこその取り組みです。
これは今後も継続して行われていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
~福岡・熊本エリアの中途採用強化中!~
8月は4回開催予定ですので。ぜひご都合に合わせてご参加ください!
ブライダル業界の特徴や営業スタイルについて 知りたい方はまずはこちらにご参加ください。
スタイリストの仕事内容をより具体的に体験してみたい方におすすめの内容です。