皆さま、こんにちは。

リクルートブログをご覧いただきありがとうございます。

事業戦略部の池口です。

ブログをお読みになっている皆さんは転職考え中だったり、Dress the Lifeのお仕事に興味を持っていただいているかと思います。

ブライダル業界の中で「ドレスコーディネーター」という職種に興味はありつつ、特別な職種に絞り込むことに迷っている人もいらっしゃるかもしれません。

私は社会人となり今年で25年目です。ブライダル業界20年間でも職種や担当分野を変えたり、別業界での4年間でも様々な商品や職種を経験してきました。

その中で感じてきた「本当にやりたかったこととの出会い」の観点でブログを書かせていただきたいと思います。
皆さんのお仕事選びに少しでも役立てていただけますと幸いです。

ドレスコーディネーターという仕事を知って興味を持ち、ウエディングドレスの美しさに魅了され憧れて、私もこの業界のキャリアをスタートしました。

とはいえ入社直後からコーディネーターの仕事だけでなく、フロント業務や売上管理など、コーディネーター業務とは違った役割も担当していました。本来やりたかったこととは違ったわけですが、実はそれが楽しくて、自分でも不思議でした。

その後もコーディネーター業務とは違った役割がどんどん与えられ、私はコーディネーターから遠ざかる一方のキャリアを重ねました。会社から頼りにされたり期待されることはうれしかったですし、何かしら自分が貢献できていることに微力ながら誇りも感じていたように思います。

時には、引き受けることを迷う役割もありました。「なぜ自分が…」と心の中ではモヤモヤしながら引き受けた場面もいくつかあります。

それでも、やってみたら大変さ以上に楽しさややりがいがあり、自分の中で大切な出会いや転機とも思える貴重な経験につながっていきました。

さて皆さん、結局私の「本当にやりたかったこと」はどこにあったと思いますか？

最初に自分が希望した「やりたかったこと」からどんどん遠ざかってきた私は何を見つけたでしょうか？

今、私が感じている答えは「やりたかったことは自分の知らない世界の中にあった」ということです。

過去も現在も私はとてもわくわくする業務を担当させてもらっていて、「やりたいこと」との出会いを重ね、経験が深まって今に至ります。

スタート時点は自分が選択して会社を選んだことがきっかけですが、その後はいただく役割をただ素直に受け取ってチャレンジを繰り返してきました。それによりできることや担当分野が大きく変化しました。

そして自分では想像できなかった職種、仕事のやりがい、喜びや面白さと出会ってきました。

続けられてきた秘訣は「会社、商品、一緒に働く人達を本当に好きだったこと」が一番の理由だと思っています。

自分の好きな場所、会社にいることで「その中で自分が貢献できること」という役割に集中してきたことで、自分ではおそらく選ばなかった職種や経験から可能性が大きく広がりました。

ドレスコーディネーターを目指した20年後に「事業戦略」業務を担当することになるとは、世界中の誰よりも私自身が想像していなかった未来です。

皆さんの「本当にやりたいこと」は今はまだ明確ではないかもしれません。それでも心配いらないと思います。

「やりたいこと」は社会人生活で様々な経験をしていくことで新たに出会い、少しずつ見つかっていくことではないかと思います。

私が大切にしていただきたいと思うのは「好きな商品、人、会社だと感じる場所」を選ぶことです。

好きだと思える会社であれば、多少自分の希望と異なる役割を与えられても、前向きにチャレンジしていけるかと思います。

そしてその経験が、想像できなかった皆さんの未来を創ってくれる可能性があるのです。

「Dress the Life」が皆さんの可能性を広げる場所になることを願っています。