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スタイルオフィスに所属しFiore Biancaのバイヤーをしている鹿島です。

4月にニューヨークとバルセロナのBraidal Fashion Weekへ参加してきました。
世界中からバイヤーが集まり、コロナからの完全復活を感じさせる活気が満ちあふれていました。
Fashion Week中には、お取り扱いしているブランドのNew Collectionをチェックしバイイングすることが最大の目的ではありますが
実はバイヤーにとってもう一つ同じくらい大切なお仕事があります。

それは新ブランドの開拓。
わくわくする響きですよね。
渡航する前にブランドリサーチを行っている為、気になるブランドは事前にアポイントを入れているのですが
Fashion Week中に開催される展示会を巡り、そこで出逢うブランドも沢山あります。

一日では回りきれない程のブランドが出展する展示会を隅々まで歩き回り
胸が高鳴るブランド、エネルギーを感じるブランド、放たれる世界観に惹かれたブランドなど
少しでも自分のアンテナに触れたブランドを一つ一つ隈無くチェックしていきます。

気が遠くなるような作業に見えるかもしれませんが
まだ無名の駆け出しのブランドをいち早く日本に持ってきたり
初めて会ったデザイナーと意気投合したり
とても刺激的で収穫のある時間が私は大好きです。

日本の花嫁さんにはなかなか選んでいただくことは難しそうなデザインでも
いつか日本でもこんなドレスをお召しになる花嫁さんが増えるのかも。と思いを馳せながら
世界最先端のトレンドを学びます。

ウエディングドレスにつばの大きな帽子を合わせて
リゾート地で過ごすこんなウエディングスタイルも素敵ですよね。

Fashion Week中には、展示会巡り以外にも数多くのブランドのRunway Showもチェックします。

各ブランドが発表するNew Collectionをいち早く見ようとバイヤーや雑誌のエディター、カメラマンが詰めかけます。
会場に詰めかけた全員が息を呑み、無数のライトを浴びステージ上を歩くモデルを夢中で追いかけます。

Showが無事に終わった際にステージ裏から漏れてくるブランドスタッフ達の歓喜の声に
みんな手を取り合って乗り越えたコロナ禍への想いも重なり
観客側も胸が熱くなり会場が大きな拍手で包まれていたのが印象的でした。

今回のFashion Weekでも40～50近くのブランドをチェックしました。
この中から実際にバイイングをするのはほんの一握りですが
これだけ沢山のブランドの中から自分の目で見て、触れて、感性を信じてセレクトしたので
自信をもって日本の花嫁さまへお届けができます。
新ブランドの開拓は時間も体力も使いますが喜びはひとしおなので
この喜びを一緒に味わいたい人はバイヤーに向いているかもしれません！